ニット職人の考案した、軽くて通気性の高い「ケアニット」

新潟県見附市はニットの産品として地場産業を支えてきた産地。
主にアパレル産業の下請けをしている企業が多く、ファストファッション業界の台頭や生産を海外にシフトするアパレルメーカーが多い現状の中、産業は衰退の一途をたどっています。
新潟県見附市の「有限会社関栄ニット」は長年にわたり、アパレル産業を支えてきた職人の技術やデザインを抗がん剤治療でストレスを抱えるがん患者の皆さんに役立てるため「医療用ニット帽子」の自社ブランドamuamu(あむあむ)を設立しました。



amuamuのケアニットの特徴

豊富なデザインとカラー、素材、そしてそれらを組み合わせて生まれる編み方のバリエーションがamuamuのケアニットの特徴
アパレル業界を支えてきた技術で生み出されることにより従来の医療用ニット帽子にはないファッション性の高い製品となっている。
製品ラインナップの中には長年製造を行ってきた際に排出される残糸を使用し、カラーバリエーションを増やすことに成功したのも特色となっている。
製品は7g~15gと鳥の羽を持っているような軽さでストレスを与えない軽快なかぶりごこち、オーガニックコットンなどの自然素材にこだわり通気性が高く、機能面でも優れている。

抗がん剤治療による最大のストレスである「脱毛」に対して、従来になかったデザインの商品バリエーションをそろえることによってファッションを楽しみ、気持ちも軽やかにすごしてほしいと私たちは考えています。




こんな帽子が欲しかった!

見附のニット工場を見学させていただいたのは初めてでした。
職人さんが丁寧に特殊なミシンでセーターやカットソーを縫い上げます。
編み方や使う糸によって肌触りもデザインも全く変わってきます。
それにしても丁寧な仕事。。。
これが新潟が誇る見附のニットなんだ!って感動しちゃいました。
実はこちらの関栄ニットさん、新しく自社ブランドを立ち上げてニット帽子を作り始めたというのです。 特に、医療用と呼ばれるような治療中で脱毛していたり、頭皮が敏感になっている人向けに!!
カラーバリエーションの豊富さもさることながら、私が感動したのは素材を選べちゃうところ!!
染料さえも科学的なものは使わず穏やかな色合いに染め上げたオーガニックコットン、野菜で言えば無農薬って呼べるレベルのもの!!
また、吸汗性抜群の綿100%のビビッドカラーも可愛い!他にもとにかく軽くてやわらかい!締め付け感ゼロの帽子も!
どれも超薄いのが特徴で、夏でも爽やかにかぶれます!!寒くなってきたら2枚重ねてお洒落も楽しむことができるんです!!
抗がん剤治療中にこういう帽子と出会いたかった!!私の場合、髪の毛がすべて抜けてからというもの頭皮も敏感になり、締め付けるのも蒸れるのも本当に嫌だった。
デザインも限られていて。。。お洒落を楽しめないのも、とってもつまらなかった。
でも、こうして沢山バリエーションがあって可愛いニット帽子があれば少しでも治療中の気分が上がったに違いありません。
肌触りが柔らかくて気持ちいい!締め付けもほぼゼロ!軽くてかぶっていることを忘れそう!
これだよ!これ!! ってとっても嬉しくなりました。
本気で「がん患者さんの心を少しでも軽くしたい!!」と苦労を重ねてこられた関栄ニットさん
歴史ある一流の見附のニット魂と、闘病中の人を優しく思う、思いやり。
決めました!私はこの帽子の心地よさを多くの人に伝えるために関栄ニットさんを応援させていただきます!



伊勢みずほさんプロフィール

1977年7月12日 宮城県仙台市生まれ
趣味は海釣り(おさかなマイスターアドヴァイザー取得)、料理、(ΦωΦ)猫と戯れる、クラシックバレエ、温泉巡りなど
高校時代から宮城県内でラジオ・パーソナリティーやフリーアナウンサーとして活躍の後、2002年4月〜2010年3月まで新潟放送アナウンサーとして勤務し、現在はフリーアナウンサーとして活躍。
2015年2月22日、乳癌を患っていることを公表。自身の体験をもとに著書『がんのち晴れ~キャンサーギフトという生き方~』(新潟日報事業社)を執筆。抗がん啓蒙活動や講演会など患者さん達やその家族に寄り添い精力的に活動している。